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出発前 

最近旅の準備をしてると、ふと思う

俺なんでこんなことしてんだろう・・・

今回の旅はさすがに大袈裟だ。
会社を辞め、役所で住民登録を外し国保や税金を止めたので、これで晴れて住所不定無職。

この不況に完全にやっちまってる感があるが気のせいだろうか?

連日連夜の送別会。「気をつけて」「4年後また」「すごいよ。尊敬する」

親戚一同からの大金のお餞別。

やべぇ
どうしよう

いまさら冗談でも「やーめた」
なんて軽々しく言えない。

もう引くに引けない。

気持とは裏腹に
出発日も容赦なく迫る。

気持ちブルー
期待はほとんどなく、不安ばっか。

でも嫌いじゃない。この感覚。

そう、これでいい。

まぁ出発前はいつもこうだ。
わかってる。
異国の地を一歩踏めば、どうしようもないくらいワクワクするのは。
行く前の不安が大きければ大きい程旅はおもしれぇのは。
実はものすごく楽しみにしてるのは。
旅がどうしようもなく好きなのは。

気持ちよく送り出してくれた家族、親戚、友達に大感謝。

そんじゃちょっくら行ってきます。 

[mixiより抜粋]
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出発日 2009年7月9日 

いつもとなんら変わりのない家族での朝飯。まるで明日も、明後日もこんな日常が当たり前に続くかの様だった。

車で小田原の実家から、成田空港へ

実に4年ぶりの成田空港。自転車を含む大量の荷物をかかえチェックイン。
まだ時間があったので、家族とお茶にした。誰一人旅のことに触れない。たあいもない会話が逆に4年間という時間の長さを物語る。

セキュリティの前。別れのとき。
一人一人と抱き合った。
抱き合うと不思議な行為だ。この時まで寂しいとは思っていなかったが、この瞬間感情が一気に膨れ上がった。皆声を震わせ何も言えなくなってしまう。

最後はなんとか笑って「それじゃ行ってくる」

機内で貰った手紙やら寄せ書きを、ひとつひとつ大切に読んでいく。
そのなかにドンピシャ僕の心を貫いた言葉があった。

 Take it easy. きらくにいこうぜ!!

母さんからの、母さんらしい言葉だった。
思わず笑ってしまう。4年間会えなくなる息子に送る言葉がこれとは・・・
適わねぇなぁ、相変わらず。

今回は旅の規模が大きいので、正直気負いすぎている自分がいたが、ふっと肩の荷が取れた気がした。

そうだ。深く考えることはない。気楽に行けばいいのだ。


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