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走り方 北部アルゼンチン編 

北部アルゼンチン編



【走行距離】
1590キロ 



【公共交通機関】
San Angustin - Mendoza バス 381キロ



【総走行距離】
2万2544キロ 




【日数】
34日間
(2011年1月25日~2月28日)



【ルート】
国境ラキアカ ~ サルタ 9号線

サルタ ~ カファジャテ 68号線

カファジャテ ~ ビジャユニオン 40号線

ビジャユニオン ~ メンドーサ 76・141号線

メンドーサ ~ 国境ラスクエバス 7号線  


40号線(ルータ クワレンタ)に一部未舗装路あり。今回は約50キロほど。
問題なく走れるレベルだけど、川に橋が架かっていない所が多数あり、雨の後は通行止めになる可能性もある

その他舗装路は綺麗。だけど路肩がないので注意が必要。
ドライバーのマナーはいいと思う。




【地図】
ガソリンスタンドで簡単に入手可能。
ボリビアの地図もあるから、北上の人はここで入手しておいた方がよい





【出入国】
ボリビア Villazon - アルゼンチン La Quiaca 

橋が国境になっており、ボリビア側で出国スタンプを貰う。手数料、賄賂なし

アルゼンチン側のイミグレに行く。
僕等は自転車用の保証書がいると言われたけど、なんとか入国スタンプを貰う
90日で、ツーリストカード、手数料、賄賂なし。
荷物チェックがあり、バスなどとあたると激しく時間がかかるので、午後に越えるのがお勧め

両替屋はボリビア側のビジャソンにしかないので、ドルやボリを両替するならここで
ATMはアルゼンチン側のラキアカにもある
けど、アルゼンチンのATM手数料は約4ドルとバカ高い!

アルゼンチンの地図はガソリンスタンドにあり容易く入手可能



アルゼンチン Las Cuevas - チリ Los Potillo

国境のトンネルは自転車通行禁止なので、トンネル関係者のバンに乗ってチリ側へ。
2~3キロ下ったロスポティージョにアルゼンチンとチリの共同のイミグレが建っている。

まず、建物内にある国際警察のオフィスに行き、「パックス」と呼ばれるスタンプラリーの紙を貰う。
ツーリストカードと税関のカードに記入。この際、検疫の果物や野菜を持っているの欄にチェックを入れておいたほうが、いいと思う。

パックスとパスポートを出してアルゼンチンと書いてある窓口へ

出国スタンプを貰ったら、隣のチリの窓口でスタンプを貰う。

で、X線までかけられる厳しい検疫。

先ほど事前申請をしていれば、なにかNGなものがあってもその場で食べればOKだけど、
申請してなかったら罰金を取られるので注意
ダメなものとして、
乳製品、ハチミツ、野菜、果物、肉、種子系。
結局僕等はレーズンだけNGと言われその場で食べた。

流れはこんな感じ。流れに乗れば問題ないけど、たらい回しにされたり、バスと被って物凄い列に並ばなくてはいけなかったりと、結構めんどい国境だと思う。

手数料・賄賂共になし

ここの国境はなんもない。両替もないので、チリペソはメンドーサで変えていくのがベスト。
ATMは
63キロ下ったロスアンデスにある。





【ビザ】
申請無しで通常3ヶ月




【治安】
すこぶるいい。
アルゼンチンの若者の旅のスタイルとしてヒッチハイク&テントが定番らしく、どこでも寝ていいよ的な雰囲気があった。
夜に歩いても、セントロでネットをやってても一切不穏な空気なし

ただ大都市の近郊のスラムは要注意。
このルートではメンドーサ。街自体は綺麗で夜も問題なく歩けるけど、郊外のスラムはどこもそうだけど、治安が悪い。




【宿】
小さい町にも大抵あった。が、どこも高そう
僕等が利用出来る様なホステルは、ちょっとした町か、観光地しかない

平均 40ペソ ~ 50ペソ位。(4ペソ=1ドル)

他の南米諸国に比べると高いけど、非常にクオリティは高くて快適。
キッチン・ネット・ホットシャワー・朝食つき





【日本人宿&常宿】(常宿は日本語の情報ノートがあるかで判断)
なし






【野宿】
自由すぎ。もうどこでもOKみたいなそんなノリ。笑
(僕等がじゃなくてアルゼンチン人の受け入れ方が)

今までで一番野宿しやすい国だった。






【キャンプ場】
ちょっとした観光地にはあった。
ホテルが高いので、のんびり町で休憩したい時や、早めに走行を終えた日などに利用。
セントロからあまり離れた所ではないところが多く、買出しなどにも便利
ネットはなし

平均 15ペソ ~ 20ペソ 




【食事、食堂】
意外な事に大都市以外食堂はめっきり減った。というかない?

どちらにせよ最低レベルの食堂でもテーブルクロスひかれちゃうくらいの綺麗さで一食20ペソ位するから、食べれなかった。
だけど、ご褒美的に入るレストランはどこも美味しかった。

ただ、ホステルにはキッチンはほとんどあったし、スーパーの品揃えもいいので自炊には困らなかった

が、インスタントラーメンと醤油が姿を消す。これは痛かった





【自転車屋】
サルタやメンドーサで問題なく利用できるレベル





【水】
水道水をそのまま。
一度もお腹は壊してないけど、壊すようならミネラルを





【インターネット】
ボリビアのネット環境の劣悪さが悪い夢だったかの様に、どこのすこぶる快適。
ホステルでは100%飛んでたし、Wifiを飛ばしてるカフェも多く、ちょっとした観光地であればセントロの公園でWifiが使える。あとガソリンスタンド。

どこでもネットは使える印象だけど、野宿が多くなるのでたまにしか使えなかった

Wifi普及率が高いのでネットカフェは少ない





【個人的好きな道】
■フフイ - サルタ 
細くて可愛いメルヘンなルート

■カファジャテ渓谷





【ルート上にある世界遺産】
■ウマワカ渓谷

■イスチグリスト・タランパヤ国立公園 (今回はスルー)





【平均出費】
野宿やキャンプとホステルの出費が違いすぎて平均はわからないけど、

34日間で使ったのは
2000ペソ 約4万円ほど

物価の高いアルゼンチンではかなり魅了的な数字だった。
昼ビールやワインも飲んでたし、肉も結構食べてたのでそこまで節約したつもりはないけど、安く上がった。
下手すりゃボリビアより出費は少ない。笑

理由として、大都市以外は野宿とキャンプ場だったこと。
ほぼ自炊だった事が挙げられる。

ちなみにバス代とホステル代が高いので、バックパッカーより完全に安く旅できる。



以上です。

アルゼンチンはヨーロッパ人が南米にヨーロッパを作ろう!と移り住んだ国だそうです。
その為他の南米とは違い、非常にお洒落で綺麗な所だし、至る所でBBQしてるはヒッチしてるはマテ茶飲んでるはと、自由な雰囲気で楽しかった。

補給地も野宿もしやすいので、自転車で走るにはぴったりの国です。

ただシエスタをがっつりと取る国なので1時から5時くらいはどこも閉まっています。
補給だけに町による予定なら、シエスタ注意です。

北部アルゼンチンはいつでも走れますが、是非とも夏の季節に走行をお勧めします。

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タイトル写真集 南米編(ペルー・ボリビア) 

ここでは過去に使ったペルー・ボリビアのタイトル写真を紹介します。



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2010年10月12日 リマから100キロ地点
リマで自転車乗りになった美紗ちゃん初登場



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2010年10月18日 オアシス。ワカチナ
絵に描いたようなオアシスで暮れゆく世界をのんびり眺める。



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2010年10月28日 ナスカから98キロ地点
素人チャリダー4000越える。空の近い世界。




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2010年11月21日 マチュピチュにて 心さん提供
死んでもいいやって思えた景色




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2010年12月6日 フリアカ手前 心さん提供
クスコから4人のチャリダー





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2011年1月17日 ボリビアウユニ塩湖にて
乾季で歓喜のウユニ塩湖の走行。トリック写真。セルフタイマーかけて猛ダッシュ

タイトル写真集南米編(北部アルゼンチン・チリ) 

ここでは過去に北部アルゼンチン・チリで使ったタイトル写真を紹介します。




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2011年1月28日 アルゼンチン 世界遺産ウマワカ渓谷
あっつい日差し。お昼は気持ちのいい木陰




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2011年2月28日 南米最高峰アコンカグア前
最後は楽勝と言って3000mの峠を上る美紗ちゃん





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2011年3月15日 チリ 湖水地方 アンデスに向けて航行中
こっから始まる一人旅

旅のルートと現在地 

旅のルートと現在地です

ルートマップ3

クリックで拡大します



ブログではサンティアゴで美紗ちゃんと別れたばっかりですが、現在チリを走りきり、更にアルゼンチンに再入国も果たし、更に更にパタゴニアの大分南の方にきています。

現在地は世界遺産の氷河の国立公園の拠点の町、カラファテ。

サンティアゴ以来、最南端の冬が迫る恐怖に駆られ猛ダッシュ。約1ヶ月で2800キロという完全に無謀な数字を叩き出しました。笑

実際パタゴニアの0度前後の暴風に吹かれると、死にそうなくらい寒いです。

これは急がないと本当にヤバイ・・・



んですが、現在ここの日本人宿で1週間ほどの繋ぎの管理人をノリで引き受けちゃいました。笑



たかだか1週間。されど貴重な1週間。今後どう響くのかわかりませんが、掃除に洗濯にと仕事をする喜びみたいなのをヒシヒシと感じてる今日この頃。




現在ブログと実際の日数の時差は2週間ほどもうけさせてもらってます。


これは、パタゴニア地方は無人地帯が異常に長く、ネットが繋げない恐れがあったからですが、滞りなくアップしていきますので、よかったら覗いてくれたら嬉しいです。


ではまた。


2011年4月6日 カラファテ(アルゼンチン)にて 昼間岳

激走!パンアメリカンハイウェイ!! 




104キロ、153キロ、141キロ、145キロ、131キロ、106キロ、130キロ




サンティアゴを出発して、ナスカ以来のパンアメリカンハイウェイを一回も下りることなく、街に寄り道するでもなく、変化の乏しいなんの変哲もない高速道路を激走していた。
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今はただ走りたい。そんな衝動に駆られている。








・・・・。








なんで?とかそんなことは聞かんでもらいたい。笑









そんな僕だけど、サンティアゴを出発してからというものよく差し入れを貰う


それがチリ人の気質なのか、一人になった僕がよっぽど可哀想なオーラを(笑)放っているのかは知らないが



大量の野菜や
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チョコレートバー&アメ



ジュース



コーヒーと果物
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ワッペン。笑
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これは今まさに走ってるパンアメリカンハイウェイのワッペンでガソスタで休憩中に、僕の自転車に興味を持ったライダー軍団が僕にくれた物。
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あっ、ほらこれこれ。
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これアラスカから続くパンアメリカン。ペルー以前は散々お世話になってきた




なんやかんやで仲良くなった。
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一人になってから行動時間を早くした。

そんなおかげで朝日を見ながら朝もやの中を走る。綺麗だけど、5度以下まで下がる。
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ちょっとあんたガタイいいくせに手抜きすぎ。笑
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この子を見習いな。
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サンティアゴ周辺を離れると、気候がかわり雨が多くなる。
特にこの時期この地方の雨期は凄まじいらしく、時には数ヶ月降ることがある。

と歩き方には書いてあった。数ヶ月って・・・








この日も一日中雨だったけど、夕方こんなご褒美をくれた
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南に下るにつれて針葉樹林が多くなる。しかもずっと変わらず。
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アラスカやカナダを走ってる時の様だ








ある日のキャンプの朝。起きたらカナダで購入してお菓子やパンを入れていたドライバックが食い破られていた。
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どうやらパンの匂いを嗅ぎ付けたらしい。小動物系は以外にパンが好きらしい。
実はチリに入った翌日もビニール袋に入れておいたパンを犬達に持っていかれていた








だけど、腹が立つのは食い破られた事じゃない












5個買っておいたパンのうち、2つはバックに残っており、1つはちょっとかじった状態で外に転がっていた。








あいつ等。











バック食い破るくらい食いたかったんなら全部綺麗に持ってけ~~~~!!!!











野生動物の風上にも置けない奴等











動物達が食わなかったパンを人間が綺麗に平らげるというシュールな絵がちょっと悲しかった。笑








そんなこんなの高速道路生活だったけど、実は7日のうち6日は快適キャンプ生活を送っていた









シャワーも毎日浴びてたし、ネットも出来た。しかも無料(シャワーだけ100円以下くらいの料金が掛かったけど)








散々お世話になったガソリンスタンド コペック。
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様は日本で言う高速のパーキングエリア。









ところにより大小様々あったけど、こんな感じでコンビニと軽食のレストランが併設
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ここにWifiが飛んでいてシャワーもついている










走行後はこんな感じ。
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チリは飲酒運転に厳しいらしく他のGSではビールは見なかったけど、ここではたまたまあった。

ちなみにアルゼンチンはGSにビールは100%ある









こんな感じで次のスタンドと、次の次のスタンドの表示があるから、次の日の走行の計画が立てやすい
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様はコペックからコペックまで走っていた









しかも野宿スペースもこんなに広々。

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下手なキャンプ場より全然快適









そんなこんなで駆け抜けたパンアメリカンハイウェイ7泊8日。









612日目 Rancagua パーキング 104キロ

613日目 Talca GSコペック 153キロ

614日目 Chillan GSコペック 141キロ

615日目 Los Angeles GSコペック 145キロ 

616日目 Lautaro GSコペック 131キロ

617日目 Lancoche GSコペック 106キロ 

618日目 Rio Bueno 野宿 130キロ

アルゼンチンへの道 

翌日も50キロほどパンアメリカンを走りオソルノという町に着いた。


ここから僕は4度目になるアンデスを越えて再びアルゼンチンに入るつもりだった。


本来、自転車乗りの定番の面白い道としてプエルトモン以南に伸びるフィヨルドのオフロード、カレテラ・アウストラル街道というのがある。


しかしながらウシュアイアの冬が始まる5月までもう時間がない。

冬が始まると、メインの幹線道路以外は凍結し、直通バスがなくなり、閉まる町もあるらしい。

僕が走ろうとしてるのは、幹線道路以外。


そんな訳で、カレテラ・アウストラロで時間を使うのは痛手だったし、この時期のこの地方の雨期はちょっと辛かった。

アルゼンチン側が雨が少ないという保障はないけど、偏西風がアンデスに当たりチリ側で雨を降らせる。それならばアルゼンチンは乾いた風が吹き抜けるのじゃないかと思った。

まぁパタゴニアは言うまでもなく風の大地ですが・・・





さらにプエルトモンから船でめっちゃ綺麗な風景の中、湖を通じてアルゼンチンに入るルートもお勧めされたが、僕は事実上最後のアンデス越えを自分の足で越えたかった。
(最後の最後ウシュアイア手前で500m程度のアンデスを越えるらしいけど)




アルゼンチンの走るルートはルータ40。ここもほぼオフで時間はかかるけど、こっちも自転車乗りには人気のルート。僕はこのルートに標準を絞った。






そんなわけで、アンデス越えのため町まで行って買出しです。
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実はそんなに切羽詰った食料事情じゃなかったけど、アルゼンチンには売ってないラーメンと醤油の補充がしたかった。




だけど、久しぶりの大型スーパーにテンションアップ。気づけば買い物カゴがいっぱいに。笑
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走りますルートは
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ルータ215。これにのってアンデス越えるぜ
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高速道路とは打って変わって下道は非常に穏やか。

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続けてます。パスタ弁当
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商店で休憩中。一匹のネコが体をスリスリしてきた。めっちゃ人懐こくて可愛いニャンコだった。

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しばらくじゃれあって、出発しようとすると
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バックにしがみついてきて
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さらによじ登ってきて







「にゃ~~~」って




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本当に連れて行きたかった。









穏やかな風景が続き、町も建物も小さく可愛らしい
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野宿する気満々だったけど、湖が綺麗だったので、せっかくなのでキャンプ場に入った。

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スペースにはイスもテーブルもあったけど、
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当然湖畔ライフを送る
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明日はたぶんアルゼンチンへ入る








そんなわけで、ワインで乾杯
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雄大な景色の中食べるご飯は、一人になって以来はじめて美味しいと感じたご飯だった。



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619日目 Entre Lagos 107キロ 標高130m

4度目のアンデス越え パタゴニアへ 

さて4度目のアンデス越えに挑みます
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アグアスカリエンテス(温泉)も気になるけど、今回はスルー
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アンデス越えだけど、進めど進めど上がっては下がってのジェットコースターの様な道で全然標高が上がらない


そんなこんなで、標高が低いままチリのイミグレに着いた。
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入口でやはりスタンプラリーの紙を貰い、出国手続き



税関も、「あぁ自転車ね」とあっと言う間にポンとスタンプゲット



パスポートとは別にこんな紙にスタンプを貰い出口のゲートで渡す。
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ゲートのおっちゃんに






「アルゼンチンのイミグレまで後どれくらい?」








「42キロだ」







という事はアンデスの向こうか。地図では後30キロで峠のはず









それから一気に標高を上げる急な坂道が30キロ続いた









まぁそれはいい。それはいいんだけど












上り始めてから雨が降り出し、気温1度の最悪な雨に打たれる










止まると一瞬で冷える体。休む事の許されない峠越え。笑








で、なんとか国境。




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雨は降るは、手の感覚がないわで写真撮影もめんどくさかったけど、さすがに根性出しました






4000mを誇ったアンデスも今回は1300mしかなかった。






嬉しくもあり、なんだかちょっと切なく寂しくもあり・・・








よっしゃ。戻ってきたぜぇ。アルゼンチン
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屋根でもあればここからの下りに備えて着替えたかったけど、そんなものは一切なかったので、既に防水機能を失ったカッパと、汗と湿気でビショビショになったロンティーで気温1度の雨の中、震えながらのダウンヒル








なんどももうテントを張ろうとしたけど、今日中にアルゼンチンのイミグレを通過したかったし、暖かいイミグレに何とか逃げ込みたかった










ガクガクガク。ブルブルブル。








なんとかアルゼンチンのイミグレへ。震える手で、やっぱり入口で紙を貰い建物へ逃げ込むように入り込んだ。









暖かいとまではいかなかったけど、外からすれば天国のような空間だった。









入国スタンプも税関も検疫も、よっぽど可哀想に思われたのかノーチェックですぐスタンプを貰えた。









が、外は吹き荒れる雨。









窓一枚を隔てた安全地帯にしばし放心状態で現実逃避









気合を入れて外に出て、森の中に逃げ込むようにテントを張った









翌朝もちょっと雨はぱらついてたけど、次第に晴れていき

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こんな綺麗な風景が姿を現した
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まさにリゾート地をひた走り
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追い風の強風に煽られて、ウハウハで進む






しかし綺麗な所だな。カナダを思い出す

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白波の立っている湖は、遭難しかけたユーコン河のレイクラバージ湖を思い出す。

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そんな中走っていると、前から一台の自転車乗りが・・・









あれぇ・・・。なんか・・・









と思っていると、向こうから











日本の方ですか?っと声が掛かった。







そうなのだ。なんか僕もそんな予感はした。でここを走っているということは











ひょっとして、山口さんじゃないですか?










と自己紹介前に僕。












あっ、そうです。









あぁ、やっぱり。僕は昼間岳っていいます。












あぁ。昼間さんですか!ブログではメンドーサだったからこんな所で会えるとは!











僕もです。山口さんちょっと前にバリローチェって書いてあったからもう先へ行ってるんだと思ってましたよ。










自転車乗りの世界は以外に狭い。笑

誰がどこを走っているかとか、どの辺にいるかとか、ここで会えるとしたら誰々さんだなとか。

人の話やブログや、メールを通じてチェックしてるから、いきなり久しぶりにあった友人の様な話になる。






あの時は大変でしたね~。とか




どこどこどうでした?とか








山口尚紀さん。
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3ヶ月に南米最南端ウシュアイアを出発して、ベネゼイラのカラカスを目指す南米縦断者だ。

日没近かったら、一緒にテントでも張らせて貰うけどまだまだ日は高い。

30分くらいしか話せなかったけど、久しぶりに路上で偶然出会う日本人サイクリストの出会いはめちゃめちゃ嬉しく楽しい時間だった。

お互いの情報を交換して、先へ進んだ






相変わらずこの辺は綺麗なところだ

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湖の対岸に本日目指すバリローチェの町が見える

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今は追い風でウハウハだけど、後半向かい風確定~!はぁ








湖をグルッと周るとやはり向かい風になった。


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そしてなんて事のない川を越えた先にこんなんが立っていた


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リオ・ネグロ・・・?








・・・って確か!!!










歩き方を開き確認する。やっぱりそうだ










このリオネグロ川を境に以南をパタゴニアと呼ぶと










パタゴニア・・・











うぉ~~~。こっから先パタゴニアじゃんね。ようやく来たか~~~~~!!!!


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実際の川はこんなんで、

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名前もリオネグロじゃなくリオ・リマイ

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ただこの川が次第に大きくなりリオネグロと名前を変えて、やがて大西洋に流れ込む一本の線を引いている










風が強いわけだな。










一応ここルータ40。
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ウシュアイア近くまで2000そこそこ。実際は2500から3000くらいの距離をみている











そしてパタゴニアの激しい横向かい風に早速苦戦しながら、なんとかサンティアゴを出発して10日目。目指した湖畔の美しい観光地バリローチェに滑り込んだ




620日目 Entre Lagos - ルータ231アルゼンチンイミグレの先 81キロ 
      標高 130m → 1320 → 800m


621日目 アルゼンチンイミグレ - Bariloche 110キロ
      標高850m

バタバタ バリローチェ 

バリローチェは3泊したけど、初日は夕方に着いたので実質丸2日。

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一人になったら映画やマンガをのんびり観て過ごそうと思っていたけど、昼寝も出来ないくらいにバタバタしていた


あっ、ちなみにアルゼンチンのホステルは朝食つきが多い



まず午前中はこれに追われた



濡れていた荷物の乾燥

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この後大量の洗濯物を処理していると、あっという間に時間は過ぎ去る





昼にようやく終わり買出し兼街ブラへ



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なるほど。ここバリローチェはスイス人が多く移り住み造った町なので、南米のスイスと言われているらしいけど、本当に可愛らしい街並みだ

スイスかどうかは知らないけど、カナダとかにもこんな造りの可愛い町は多かった






観光案内所にいたワンコ
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僕が地図を貰って外へ出ると、一緒に広場までついてきた。

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めっちゃ人懐っこい
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それにしても空気の冷たさと太陽の暖かさで本当にいい陽気
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そしてそのまま一緒に街ブラ。笑

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僕が店に入ると店の前で僕を待っていたり、本当にずっとついてきた。可愛すぎた。この子










買出しをして昼食。こんな観光地では物価が高くてとてもじゃないけどレストランなんて入れない


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気持ちのいい陽気だ。






それにしても、一人になるとこんな親子丼的な簡単お手軽料理が多くなる。
洗い物も楽だし








そして午後はお裁縫。








このところバックが切れてきたり、食い破られたりしたので








ペンギンのワッペンを貼って補修したり、ドライバックも半分の大きさに補修。その他サイドバックや貰ったワッペンの貼り付けなど

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夕方も散歩して

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夜はあるものぶち込んでのオジヤ。これも一人料理の定番。レンジがないから冷えた米を処理するのはオジヤかチャーハンになる







ほんで、翌日はブログのアップやらメールの返信やらしつつ、引きこもり生活かと思いきや、

合間に買出しして、荷物整理して、キッチンが好いてる夕方から明日のお弁当作り始めて、
と同時に親子丼の仕込みしたりして・・・











忙しい日々が丁度いいくらいの可愛らしい街でした。







622日目 ~ 623日目 Bariloche 

パタゴニアという地 

さて出発



実は今ちょっと軽量化&コンパクトに力を入れている。
こんかいお別れする子達はこの子達。

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正直お茶バックにしていた巾着袋はかなりなやんだけど、重要度が低いのと分厚さ雨に濡れた時の物凄い吸水性からお別れとなった。


こんな感じでサンチャゴ以降対して重くないのも捨てている。(出来るだけあげたり、食べたり)



まず始めたのは調味料。新たなのは買わずにあるものだけで、ここまで自炊してきたら結構減った。
ウユニで取った岩塩も惜しみもなく使っているけど、これが物凄くうまくてビックリする。

これから乾季のウユニへ行く人は是非も取っておいて欲しい。





う~ん。ウエスト周りの贅肉はそぎ落とされて、確かに以前より軽くなったけど、まだまだ周囲に気づいてもらえるレベルではないなぁ

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いいのです。ダイエットとはそんなもんでしょう。笑






バリローチェを出るときにいきなり激坂を上った。
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いや、『登った』か。実際押して歩いて。笑






しばらくは森森したところを走る。この辺りは湖水地方と呼ばれ湖が非常に多く美しい名所として知られる。
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そして昼飯。昨日作ったチャーハン。
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なんか一人旅ってよりは一人暮らしのノリだな








ルータ40を激走中。パタゴニアのルータ40は未舗装のルートとして有名だけど、この辺はまだまだ舗装路の快適道路
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この日ちょっと雨がちらついたものの、エルボルソンまでの走行。

未来の高級住宅地の造成地で一足先にセレブに野宿

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そして次の日、森を抜けると・・・
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徐々に風が強まってきて







こんなん出た!!


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パタゴニア名物!




ご存知の通りパタゴニアは風の大地。一年中風が強くて、時には人間さえ吹き飛ばす風が吹くらしい

台風でもなんでもない日にだ。

でもそれはもっと南部のウシュアイアのあるフエゴ島とかの話。ここはまだまだ北部。


風もまだまだ大したことはない。それにパタゴニアの暴風は夏より冬に向けてちょっと緩和されるさしい





とーか思ってたら、いきなりめちゃくちゃな暴風






本当にこれで緩和されてるんっすか~!?




この風がカメラに写らないのが残念。多分漫画だったらここに何千という効果線が引かれる所なに

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怪しい雲。この強風に乗って今にもこっちにきそうだけど、なんとか山脈が抑えている。
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この時期は湿った偏西風がアンデス山脈に当たりチリ側で雨季になる。その雲がまさにあれ

なんかあっさり超えてきそうだけど・・・






この日は初の強風で疲れて早めにテント。
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コの字になっている暴風90%カットの奇跡の場所。夜は上空で風が吹き荒れて木々がざわめきまるで波打ち際みたいだった。

やはりパタゴニアでは早めにいいキャンプ地を探して風を避けたほうが良さそうだ









翌朝。





ちょっと。昨日の山が雪化粧されてるんっすけど・・・
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よく頑張った!!おかげで雨に濡れなくてすんだ








ここの風も凄かった。横風がもう笑っちゃうぐらい凄くて、右車線のギリギリを走っているのに、気を抜くと左車線の端まで持ってかれる。

そんな事をわかっているのか、通る車もスピードを落としてかなり車間を空けて抜けていく。








アラスカでも思ったけど、こういう極地を走っていると自転車に対する扱いがグッと厚くなる。






通る車がほとんど、クラクションやライトで合図してくれて手を振ってくれる。

どこに行くんだ?乗ってくか?なんか要るか?と声を掛けてくれる







たったこれだけ。強風がましになるでも、腹がふくれるでもない。








たったこれだけ。









だけど、それがどれだけ力になってるか










あの山も昨日頑張ってくれたようだな

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パタゴニアの強風だけど、なにも横風や向い風だけではない。当然追い風もある

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そんな時は時速30~40キロの高速走行が出来る。










今日はこんな風を避けられる所でキャンプっす

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624日目 Bariloche - El Bolson 野宿 130キロ 
      標高 845 → 400m

625日目 El Bolson - Leleque 野宿 101キロ
      標高 400m → 940m

626日目 Leleque - Tecka30キロ手前 野宿 108キロ
      標高 940m→1100→630m

627日目 Tecka30キロ手前 - Costa先 野宿 157キロ 
      標高 630m → 635m  




【余談】 水について 


さて、話は昨日のキャンプの時の事

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小川が流れていたので久しぶりにろ過機を使ってろ過した。

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思えば川の水をろ過して飲むなんてカナダ以来だな






そもそも僕はかなりの大量の水を運ぶ。








出会う自転車乗りにはなんでそんなに持ってんだ?







と言われ







出会ったライダーには「水をコレクションしてるのか?」








と言われ・・・








まぁ自炊の回数も違うし、飲む量も違うからそれはまぁいいんだけど、確かに自分でもこんなに持ってるんだろうと疑問に思うことはある。







しょぼい町でも民家でもなんでも行けば水くらいは貰えるし、川が流れてればろ過して大抵は飲める








だけど、何故だか僕は水を運んでいる。









別に疑問にも思わなかったけど、先日妹のMixiをみてなるほどと思った








以下妹のMixiです


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朝 次男の岳チャンの席に絶対置いてある湯のみ茶碗


昼間家ではそれぞれの湯のみ茶碗があるはずだから

父ちゃんが使っているわけでもなく
もちろん私でもなく
母さんでもないのね


でも絶対置いてある
お茶も入ってる

ナスの絵が描かれた湯のみ茶碗(笑)


気になっていたけど どうせ お父さんが使ってしまってるんだろうなぁなんて思ってた

最近ボケてるからね



でも 今日 お母さんにサラって聞いてみた

『お父さん湯のみ間違えてね?(笑)』


『間違えてないよ、それ岳のだよ』


『なんで用意してあんのいつも』



『岳ちゃんがお水に困らないようにね』




わかりますか お兄さん
母はスゴいです




ボケた父ちゃんの仕業だと思っていた自分がひどく恥ずかしかった

泣きそうになった



お母さんは 岳ちゃんがお水に困らないように
毎朝岳ちゃんの席にお茶を注いで きっとお祈りしていたんだなぁ



母の愛は無限大です





母は偉大だな。

ありがとです。

あなたの想いは今日も地球の裏側の息子に届き、今日も大量の水を運ばせてます。







以上余談でした
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